トレンドだからという理由で安易にセンターパートに挑戦した結果、かえって薄毛が強調されてしまい、周りから痛々しい目で見られてしまう…。そんな悲劇を避けるために、薄毛を目立たせる「NGセンターパート」の危険なサインを知っておきましょう。もし一つでも当てはまったら、すぐにカットやスタイリング方法の見直しが必要です。最も危険なサインは、「ぺったりとした直線的な分け目」です。まるで定規で引いたかのように、頭頂部から額まで一本の白い線が見えてしまっている状態は、薄毛を自らアピールしているようなものです。これは、根元のボリュームがなく、髪が重力に負けて寝てしまっていることが最大の原因です。ドライヤーでの根元の立ち上げや、分け目をジグザグにぼかす工夫が全くできていない証拠と言えます。次に危険なのが、「トップはぺたんこ、毛先だけが不自然に広がっている」スタイルです。これは、トップの長さを残しすぎている、あるいは、毛先をすかれすぎている場合に起こりがちです。トップの髪が長いと、その重みで根元が潰れ、ボリュームが出ません。逆に毛先がスカスカだと、トップの薄さとの対比で、貧相な印象を与えてしまいます。適切なレイヤーカットで、トップに高さを出し、全体のシルエットをひし形に近づける必要があります。また、「スタイリング剤のつけすぎによるテカり」も要注意です。ボリュームを出そうとしてワックスやジェルを根元からべったりつけると、髪が束になってしまい、束の隙間から地肌が余計に見えてしまいます。さらに、スタイリング剤の重みで髪が潰れ、時間が経つと皮脂と混ざってテカり、不潔な印象すら与えかねません。これらの危険なサインは、ほんの少しの知識と技術で回避できます。自分のセンターパートがNG例に陥っていないか、今一度、鏡の前で厳しくチェックしてみてください。
そのセンターパート!薄毛が際立つ危険なサイン